093608 ランダム
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ノクターン

ノクターン

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嫌いな先生がいるとしよう。A君やB君が先生のところにいくと、先生は笑って話をするのに、君が行くと、いつも怒ったような顔になる。

 だから、君は先生が嫌いなんだ。先生が、君を嫌っているから、あのような顔をしていると君は思う。

 だけど、世界が鏡であると仮定してみると、違うことが 現れるわけです。

 先生が、君を嫌いなのではなく、君が先生を嫌っているだけ。だから、先生の怒ったような顔は、君の顔そのものを鏡として、先生に写している。

 それは、先生だけではなく、友人や 親、会社の上司皆同じです。自分自身を写す鏡だから、自分の想いを相手は写す。

 だから、好きになれば 相手もきっと好きになってくれる。

 だけど、その嫌いという気持ちがどうしてもあるのなら、その気持ちを 浄化(清める)してしまえばいい。そういう風に思っている自分自身の気持ちがあるのですから、その気持ちを声にだして 両手で胸から出して、それを見つめ また胸にしまう。

 「先生は嫌いだ」といって、両手を組んで胸につけ、そのまま胸からその気持ちを出すようにして、両手をくんだまま思いっきり伸ばして、またその指を見ながら胸にしまう。

 何回かこの作業をすると、嫌いだという気持ちが 浄化されて、好きでも嫌いでもなくなっていく。


先日、北野たけしが、借金取りから逃れる方法を話していた。

 昔の芸人仲間で、借金を返さない名人がいたそうで、

 お金を借りると、相手が返せという前に 借りに行く。

 毎日、お金を 同じ相手に借りに行くんだ。

 すると、貸しているほうが、好い加減付き合うのが嫌になって、

 そいつを避けるようになるという話。

 普通は、借金しているほうが こそこそするのに、逆に 金を貸しているほうが 逃げてしまうという。

 何がいいたいのかというと、ものの見方考えかたはいろいろあるということです。

 困難にあうことが在る。

 それは、病気、借金、人間関係等々いろいろあるだろうが、

 そういうことに出会うと、心を閉じてしまう。

 閉じるから 視野が狭くなり、思考の多様性がなくなる。

 そして、鬱になり、閉じこもる。

 そうなってしまっても、なんとかしたいから、いろいろ試行錯誤をして頑張るが、
視野が狭いので どうにもならない。

 どうにもならないのだ。

 そして、例えば 死んでしまいたくなる。

 死ねば、この苦しみから 逃れられると考える。

 毎日、死と向き合う。

 そういう ことは、誰にでも経験があるだろう。

 結局、どうにもならないし、死ぬに死ねないとなって、

 全部 閉じてしまう。自我が じたばたするのを やめるのだ。

 すなわち、変わろうとする努力をしなくなる。

 変われないんだから、自我は活動を停止せざるを得ない。なんとかしようとしているのは、自我の作用。

 自我が沈黙するので 心が開き   治る。

 これを 開きなおるという
 

でに 幸せであることに 気づくこと。

 たいてい 求めるものは すでに あるのだ。

 お金の欲しい人は お金があり

 幸せになりたい人は 幸せなんだ。

 そもそも ないものは、求めることはできない。

 パラドックス。

 あることに気づかないで、それを求めることにより、不足を感じてしまう。

 幸せになる方法を探すのではなく、何故幸せになりたいかと 問う。

 何かがあれば 幸せで 何かがなければ幸せではないのでしょうか。

 幸せかどうかは、あなたの意識が決めているに過ぎないでしょ。

 それなのに幸せと感じられないのでしたら、その理由を考えてみる。

 とことん考えていくと、どうして幸せと感じられないかも わからなくなるでしょう。

そしたら、幸せになりたいと 思わなくてもいい。

 幸せになりたいと 思わないとき、あなたは すでに幸せな状態です。

売を 最初は、お客様に満足してもらおうと思って始める。

 そして、たいてい 最初からうまくはいかないので

 どうにかして 儲けたいと思うようになる。

 そして、一生懸命 頑張り 努力する。

しかし、そんな顔のこおばった 楽しくない人からは、誰も買いたくないから

 もっと、売れなくなる。

 そして、もっと売れなくなる。

 どうやってもだめなので、頑張らなくなる。

 開き直る。

 儲けようとも 思わなくなるので、サービスしちゃう。

 お客が増える。

 そして、ようやく 気がつく。

 ああ 俺は、誰かに役立つために商売を始めたのに、いつのまにか自分の生活のために
商売をしていたんだ。

 だから、努力していることとは、自分のためだけに努力していた。

 つまり、自分の店が儲かるために 時間を延長したり 休日をなくしたり

 だけど、そうしても 売り上げが増えないのは、

 自分だけが 自分のために 努力をしていたからなんだ。

 それで、うまくいったら 天狗になってしまいますね。

 多分、努力しているとか、頑張っていると思っているのは方法が自分のほうへ向かっている。

 ベクトルを 外に向けてみる。

 家族でも 友人でも お客様でも 

 自分を勘定にいれないで(宮沢賢治) 接してみる。

 もちろん、自分を殺すのではなく、その前に 自分を出すこと。

 自分を喜ばせないで、他の誰をも喜ばすことなぞできはしない。

 世界は 鏡だから、感情も写る。

 自分が楽しくないのに 楽しさを伝えることはできない。

 自分が幸せでないのに 幸せを伝えることはできないんだ。

 自分が愛で満たされていないのに、どうして愛を伝えることができるでしょう。

 まず 自分が楽しくなること、これが最初の一歩です。


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